冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
もうすっかり濡れそぼったそこに指を這わせると、ガクガク体を震わせて強くしがみついてきた。


「呼ばないとここでやめるぞ」


早く呼べよ。もう、俺が待てない。


「イヤッ。……あ、彬、さん」


まずい。にやける。


彬と呼ばれたのもそうだが、やめてほしくないということだろう?


「七緒」


俺はもう一度彼女の名を呼び、深いキスをしながらひとつになった。


「あぁぁ……っ」


情欲を纏った甘い声をあげ、髪を振り乱して悶える七緒が官能的で、ますます感情を煽られる。

ずっと男がいなかったという彼女を余裕でリードしようと思っていたのに、まったく無理。

俺のほうが夢中になり、優しくするつもりが激しくなってしまった。


「七緒、好きだ……」


俺はこんな愛の言葉を何度も吐くような人間ではなかったのに。七緒にはどうしても伝えたい。


「彬さん……好き」


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