冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
夢中になって腰を送り続けていると、悩ましげな表情の七緒は、ほんのりピンクに染まった体をのけぞらせた。

そしてその瞬間、俺も欲を放った。


その晩は三度も体を重ねた。

二度目は続けざまにベッドで。
三度目はシャワーを浴びる彼女を襲うように。

こんなに我慢が利かない自分に苦笑しつつ、『煽るお前が悪い』なんて勝手な発言をしておいた。

不貞腐れる彼女もかわいいからだ。


くたくたになって俺の腕の中で眠る七緒。

興奮冷めやらぬ俺は眠れず、こっそり彼女の寝顔を観察していた。

まさか、こんなにのめり込むとは。

俺にはしなければならないことがある。
だから、妻という特別な存在を作る気がなかった。

目的達成のために、大切な人を犠牲にしたくはないからだ。

一生ひとりで生きていくつもりだったのに、ほかの男と微笑み合う七緒を想像したら自分でも驚くような嫉妬が湧いてきて、夫婦の契りを交わして一生一緒にいたいと強く願った。
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