冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
園田部長は昨年、営業部からインテリア部に異動になった五十代前半の男性で、部長として部を引っ張っている。
彼をわざわざ社外に呼び出したのは、尾崎さんのプライバシーを守るため。
聞き耳を立てられて社内にあらぬ噂が飛んでは困るからだ。
「ですから、彼女は嫌がっているんです。どうかわかってください」
「嫌がってなんていないさ。新見くんの思い違いだよ。尾崎くんは常々俺に、『尊敬しています』とこぼすんだ」
「それは……。そう言わなければ部長が放してくださらないからで」
「は?」
事実を述べただけなのに、鋭い眼光でにらまれた。
「尾崎さんにはお付き合いしている男性がいます。過剰に体に触れたり、休日に頻繁にメッセージを送ったりするのはご遠慮いただけませんか」
園田部長からのセクシャルハラスメントに困っている尾崎さんから相談されて、それとなく何度もやめてほしいと伝えてきた。
彼をわざわざ社外に呼び出したのは、尾崎さんのプライバシーを守るため。
聞き耳を立てられて社内にあらぬ噂が飛んでは困るからだ。
「ですから、彼女は嫌がっているんです。どうかわかってください」
「嫌がってなんていないさ。新見くんの思い違いだよ。尾崎くんは常々俺に、『尊敬しています』とこぼすんだ」
「それは……。そう言わなければ部長が放してくださらないからで」
「は?」
事実を述べただけなのに、鋭い眼光でにらまれた。
「尾崎さんにはお付き合いしている男性がいます。過剰に体に触れたり、休日に頻繁にメッセージを送ったりするのはご遠慮いただけませんか」
園田部長からのセクシャルハラスメントに困っている尾崎さんから相談されて、それとなく何度もやめてほしいと伝えてきた。