冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
たしかに、結婚相手を見つけるために入社して、結婚したら辞めるという女性社員を何人も見てきた。
特に最初に就職した金融関係の会社では、いかに年収の高い男性を捕まえて結婚するかに全エネルギーを使っているような人もいた。
ただ、そんな女性ばかりではない。
もちろん私もそうだ。
「あぁ、君は結婚できないから関係ないか」
「えっ?」
「こんなに気が強くて、しおらしさのかけらもないような女、誰ももらってくれないだろう?」
ニヤニヤ笑う園田部長は、コーヒーに手を伸ばして余裕の顔。
してやったりと思っているのだろうか。
「私の結婚は、尾崎さんの件とは関係ありません」
「新見くんも、尾崎くんのようにかわいらしければねぇ。うちの部に、君みたいな生意気な女は必要ないんだよ。私が気に入らないのなら辞めたらどうかね」
「そんな」
私は今の仕事が好きだし、やりがいを感じている。
特に最初に就職した金融関係の会社では、いかに年収の高い男性を捕まえて結婚するかに全エネルギーを使っているような人もいた。
ただ、そんな女性ばかりではない。
もちろん私もそうだ。
「あぁ、君は結婚できないから関係ないか」
「えっ?」
「こんなに気が強くて、しおらしさのかけらもないような女、誰ももらってくれないだろう?」
ニヤニヤ笑う園田部長は、コーヒーに手を伸ばして余裕の顔。
してやったりと思っているのだろうか。
「私の結婚は、尾崎さんの件とは関係ありません」
「新見くんも、尾崎くんのようにかわいらしければねぇ。うちの部に、君みたいな生意気な女は必要ないんだよ。私が気に入らないのなら辞めたらどうかね」
「そんな」
私は今の仕事が好きだし、やりがいを感じている。