あと何回で幸せになれますか
翌日。
Prrrr...

「ん...?今何時...まだ8時か...」

私には起きてから学校行くまで10分あれば出ていけるからすごくギリギリまで寝てしまう。

「おはようゆら。早くご飯食べちゃいなさい」

「おはよ...お母さん...」

まだあくびが全然止まらない。
少し目が覚めてきたぐらいで登校する。
いつも登校はバス。
通勤通学の時間だから人と人の間がすっごい近くて...
押される衝撃で誰かの足に乗ったりしちゃう。

「重いんですけど。」

「ごめんなさい!」

やっとバスから降りてよくよく考えてるけど、女の子に重いんですけどってひどい!
失礼な人..
.
「芋。」

「あ...美玲ちゃん...」

「頼んでたものは?」

「あー!まかせてちゃんと買ってきたよ!」

そう言ってリュックの中に手を突っ込む。
だけど、いくら探しても...ない。
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