影がいるから私がいる
そういう運命
お父さんとの話が終わり、私とりっちゃんは旅の準備を始めた。

まずはりっちゃんの家に行き、食料・着替え等を用意した。

りっちゃんのお母さんには、私のお父さんから連絡がいっていたらしく、私とりっちゃんが神留無に行く事にも理解を示してくれた…ありがとう…おばさん…。


一通りの準備を終えたので、次に私の家に戻って私の準備をする事にした。


～


家に着き二階に上がろうとしたら、お父さんから呼び止められた。


何かと思いお父さんの所に行くと、旅に出る前に訪ねておいた方が良いという人を紹介してくれた。


「海希・相賀君。旅に出る前に、村外れにいらっしゃる大婆様を訪ねなさい。

きっと二人の今後について、役に立つ言葉をくださるに違いない。」


お父さんの言葉を聞き、私達は頷いた。


「うん、分かったわお父さん。」


そう言うと、私とりっちゃんは二階に上がっていった。


二人で準備をしていると、りっちゃんが話しかけてきた。


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表紙・目次

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