影がいるから私がいる
~バターン!!!
「夕飯出来たよー!!」
入口のドアが勢いよく開き、ゆーちゃんが入ってきた!!
私とりっちゃんは、扉が開く音がした瞬間に部屋の角にそれぞれ飛び退いていた…
な・何で、このタイミングで!?
私は壁の方を向いていた顔をうつむかせ、哀しみに暮れていた…。
「えっと…あれ?」
入口の方を見ると、微妙な空気を感じとったらしいゆーちゃんが、私とりっちゃんを交互に見ていた…。
さすがにこの空気はマズいと思ったのか、りっちゃんが立ち上がり、平静を装ってゆーちゃんに話しかけた。
「ゆ・夕飯が出来たのか! ありがとな、結華!
さ・さあ海希、下に行こうか」
端から聞くとあからさまに様子がおかしいのは明らかだったけど、それについては誰も触れなかった…。
「そ・そうだね…」
「う・うん…」
私とゆーちゃんは、二人同時に頷いた。
三人で階段を降りてる時に、私は悟った…
‐ファーストキスは、自分が望んだ時には無理なんだっていう事を…‐
「夕飯出来たよー!!」
入口のドアが勢いよく開き、ゆーちゃんが入ってきた!!
私とりっちゃんは、扉が開く音がした瞬間に部屋の角にそれぞれ飛び退いていた…
な・何で、このタイミングで!?
私は壁の方を向いていた顔をうつむかせ、哀しみに暮れていた…。
「えっと…あれ?」
入口の方を見ると、微妙な空気を感じとったらしいゆーちゃんが、私とりっちゃんを交互に見ていた…。
さすがにこの空気はマズいと思ったのか、りっちゃんが立ち上がり、平静を装ってゆーちゃんに話しかけた。
「ゆ・夕飯が出来たのか! ありがとな、結華!
さ・さあ海希、下に行こうか」
端から聞くとあからさまに様子がおかしいのは明らかだったけど、それについては誰も触れなかった…。
「そ・そうだね…」
「う・うん…」
私とゆーちゃんは、二人同時に頷いた。
三人で階段を降りてる時に、私は悟った…
‐ファーストキスは、自分が望んだ時には無理なんだっていう事を…‐