明暗フェイス
この先、夢を叶えて芸人になり売れる未来なんて全く想像出来ない位、惨めな光景だった。




しらすの漫才が頭をすり抜ける。




どうしてこんなに一生懸命漫才なんかやってるんだ。



ぼんやりと浮かぶ、疑問。



夢に向かってバイトをしていた頃の私なら、多分解った。




どうしても掴みたい




夢。




それが今は解らない。
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