明暗フェイス
そういえばキモキングと2人きりで歩くなんて初めてだ。




いつも笑顔の純ちゃんが居るから流れていた居心地の良い空間。




何だかぎくしゃくしながらもキモキングに緊張するのも可笑しいだろと気にしないことにした。




歩いている間に私はキモキングに聞きたかったことを思い出した。




「ねぇ、何でハンバーガーショップに来て、スマイル一つとか、キモい注文したん?」




初めて会ったあの日の出来事を尋ねてみると返ってきたのは意外な答えだった。
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