明暗フェイス
この人は、純ちゃんの彼女だ。




どうやら居酒屋のバイトで知り合った同い年の大学生らしい。




後に知ったことだが、純ちゃんには、私がしらすに怒鳴ったあの日よりずっと前から彼女がいた。




キモキングの告白から純ちゃんを少しばかり意識し始めた頃に紹介された彼女の存在。




若干ショックだったが、微笑ましい2人に入り込む余地は無いなとすぐに諦めた。




淡い恋心も消え、やることは一つ。




学校に行って高校生として必死で生きていくことだ。



・・亜紀の分も。
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