明暗フェイス
しかし、ここからその情熱はマイナスにまで下降する。




北京原人の件でご機嫌のまま私の履歴書に目を通し始めたおっさん。




そこでおっさんが突然笑い声を上げた。




「特技
阿波おどりって
面白い特技だね〜」




・・はぁ?




私の時はここで止まった。



北京原人好きのイケメンが隣で笑いをこらえているのが分かる。




「踊ってみてよ」




冗談とはとれないおっさんの表情に私は苦笑いで返した。




そこからは・・




イケメンが吹き出した記憶しかない。
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