明暗フェイス
「絶対詐欺かなんかやって、それ
もう無視しときなよ、どうせ金無いんやろ?」




私は亜紀の不安の重さを無視してこの問題に終止符をうった。




今思えばそれがいけなかったのかな




翌日、亜紀は私の通帳を盗み、学校に来なくなった。



私には詐欺にしかみえないくだらないメールに亜紀は真剣に悩んでいたんだ。



そして出した結論が友達の通帳を盗んで、そこからお金を引き出し、全てを解決すること。




本当に馬鹿馬鹿しくて、笑えてくるよ




・・虚しい世の中だよね




亜紀。
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