明暗フェイス
私の更なる暴言にイケメンは先程にも増してヒートアップし、話し始めた。




「俺達の夢はなぁ、漫才で天下とることなんだよ。

それをきちんとネタ観ても無い奴に、否定される筋合いはねぇよ。

面白くないっていうなら、きちんとネタ観てからにしろよ

・・だからお前明日から毎日、ここに来いよ

俺達の漫才で、お前を絶対笑わせてみせる」




どん底の私が皮肉にも、夢を追いかける人間に出会い、こんな宣戦布告をされてしまった。




イケメンの言葉に、キモキングがにやっと笑うのが見える。




その笑顔は








やっぱりただキモかった。
< 74 / 133 >

この作品をシェア

pagetop