明暗フェイス
「どうやった?」




終わるやいなや、純ちゃんが唯一の観客である私にネタの感想を求めてきた。




余りにもキラキラした瞳を向けられたので、気まずくて視線をそらす。




「お腹一杯」




一言で片付ければそんな漫才だった。




「う〜ん
とりあえず、笑いの栄養満点しらすです
は、無い。」




私は一番初めに気になったとを言うに留めた。




余りにもディープインパクトで、当分私の心臓は、興奮が収まらないであろう。



「お前のために漫才やったのに感想それだけかよ〜
みせがい無いやつ〜」




純ちゃんがガッカリした声を出す。
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