明暗フェイス
「鉄拳女徹子、鉄の女」




キモキングが面白くない台詞を発したので、とりあえず冷たい視線を送る。




純ちゃんが無言でキモキングの肩に優しく手を置く。



「純ちゃ〜ん」




キモキングが純ちゃんに泣き付き、なだめられている。




空気すらウザくなってきたので、私は手を挙げた。




「では、こんなコントに付き合ってる程、心に余裕無いんで、帰らせていただきます。」




しらすに背を向けた所で純ちゃんが私を引き止めた。
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