【完】華道家の若旦那は、ウブな彼女を離したくない。



「ふふ、なんだか三つ子でも産むみたいじゃない」

「確かにそうですね。あ、でも、あながち間違えじゃないんですよ? この前検診行ったら双子かもって言われたんです」

「そうなの? 一気に二人のママね。私はひいおばあちゃんになってしまうわ……でも、おめでとう。体には気をつけてね、何かあれば言ってね」

「はい。ありがとうございます」


 かえでさんはそう言って帰って行った。


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