溺愛ウエディング~最後の夜に授かった赤ちゃんは社長の子、もう二度離さない~
プロローグ
スーツを脱いだ私は彼の腕の中で唯の女になっていた。
オトコの欲望を滾らせる彼は妖艶だった。
不毛な恋だと頭では理解していても、彼に刷り込まれた愛は骨の髄まで浸透している。
彼の恋人になって四年。
彼の秘書に就いて四年半の月日が流れていた。
汗ばんだ肌に彼の肌が吸い付く。
乱れた息遣いが彼の唇に塞がれた。
「ベットの上での君はまるで別人だね…七海(ナナミ)」
思いっきり甘い響きを訊かせて、彼は私の名前を呼んだ。
私の名前は笹倉七海(ササクラナナミ)
大手デべロッパー『株式会社・エルネエンタープライズ』の社長秘書。
彼は『エルネエンタープライズ』の代表取締役・相良加那斗(サガラカナト)さん
オトコの欲望を滾らせる彼は妖艶だった。
不毛な恋だと頭では理解していても、彼に刷り込まれた愛は骨の髄まで浸透している。
彼の恋人になって四年。
彼の秘書に就いて四年半の月日が流れていた。
汗ばんだ肌に彼の肌が吸い付く。
乱れた息遣いが彼の唇に塞がれた。
「ベットの上での君はまるで別人だね…七海(ナナミ)」
思いっきり甘い響きを訊かせて、彼は私の名前を呼んだ。
私の名前は笹倉七海(ササクラナナミ)
大手デべロッパー『株式会社・エルネエンタープライズ』の社長秘書。
彼は『エルネエンタープライズ』の代表取締役・相良加那斗(サガラカナト)さん
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