溺愛ウエディング~最後の夜に授かった赤ちゃんは社長の子、もう二度離さない~
もう二度と会わないと思っていた彼が私の中に居た。

「加那斗…さん」
五年経った今でも、私は彼のコトを愛してる。

彼も私を変わらず愛してくれていた。

久しぶりのセックスだと知った彼の動きは慎重で、私の様子を伺いながらの律動を繰り返した。

「痛くないか?」
「うん…もう少し動いてもいいですよ…加那斗さん」

「本当に?」

「うん」

彼は優しく念を押す。
遠慮がちだった彼の動きも激しくなっていく。

唇には甘いキスを落とされ、内側は彼で一杯になっていた。

彼の存在を全身で感じて、久しぶりの愉悦に溺れてしまった。
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