溺愛ウエディング~最後の夜に授かった赤ちゃんは社長の子、もう二度離さない~
「そうだ・・・奏弥にも会ってきた。ヤツが俺達の仲立ち役だったからな…ちゃんと礼を言っておいた」

「そう…」

「奏弥と遥さんには子供居ないんだよな…思わず、どうしていないのか訊いてしまった。奏弥のヤツ…子供ダイスキだからさ。パパになれば子煩悩になると思うんだ。やっぱりお互いに医者同士だから…忙しいのかな?」

「・・・加那斗さん・・・あのね」


「んっ?」

七海は困ったような表情を浮かべた。

「どうした?」

「あの・・・遥さんは・・・」

七海は遥さんは子供が産めないカラダだと説明してくれた。

「どうしよう…俺…二人を傷つけてしまった…」

「悪気はなかったんだもん…きっと…奏弥さんだって上手くフォローしてくれるわ」

「・・・それならいいが…」

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