溺愛ウエディング~最後の夜に授かった赤ちゃんは社長の子、もう二度離さない~

「・・・心苦しいと言えば…心苦しい…」

その際に『エルネ』の会長である父さんが俺に会いたいとアポを取って来た。

『周防ホールディングス』に吸収されたものの、父さんは経営者として残り、今も俺の分まで『エルネ』に尽くしていた。
カラダは大丈夫なのだろうか?


母は俺は小学六年生の時、病で亡くなった。それ以来、父と息子二人家族で頑張って来た。

なのに、俺は父を裏切った。

会わせる顔がない。どんな顔して会えばいいのかわからない。
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