溺愛ウエディング~最後の夜に授かった赤ちゃんは社長の子、もう二度離さない~
「遥も同じだ。
遥さえいればそれでいいと思っていたけど…本当は自分の子をこの手で抱き上げたいと思っていた。
そのキモチをずっと押し殺して来た。
一度、体外受精に挑戦して妊娠したんだけど…流産したんだ…俺は初めて分かった子を失う人達のキモチを。身を裂かれるようなキモチだった…」
「・・・」
「医者として寄り添えるコトが出来てたけど…本当に患者さんと寄り添うには同じ立場にならないといけないんだって…」
「そんなコトないと思うぞ…少なからず常盤はお前のコトや遥さんとコトを頼りにしている…二人には子供が居なくても…妊婦さんはお前を頼って東亜に来るんだろ?」
「まぁ、そうだけど…」
「・・・この五年…俺は全てのことから逃げて来た…でも、お前の五年間はしっかりと医師として患者と向き合い、立派にキャリアを積んで来た。離婚はいつでもできる」
「俺達はまだ離婚は…でも・・・遥は離婚したがっているけど」
「お前は子供が欲しいんだろ?
だから、彼女は自分と離婚して…誰かと一緒になって子を儲けた方が奏弥は幸せになれると思ってんだ。それは裏を返せば、お前のコトを凄く愛してる証だ…」
遥さえいればそれでいいと思っていたけど…本当は自分の子をこの手で抱き上げたいと思っていた。
そのキモチをずっと押し殺して来た。
一度、体外受精に挑戦して妊娠したんだけど…流産したんだ…俺は初めて分かった子を失う人達のキモチを。身を裂かれるようなキモチだった…」
「・・・」
「医者として寄り添えるコトが出来てたけど…本当に患者さんと寄り添うには同じ立場にならないといけないんだって…」
「そんなコトないと思うぞ…少なからず常盤はお前のコトや遥さんとコトを頼りにしている…二人には子供が居なくても…妊婦さんはお前を頼って東亜に来るんだろ?」
「まぁ、そうだけど…」
「・・・この五年…俺は全てのことから逃げて来た…でも、お前の五年間はしっかりと医師として患者と向き合い、立派にキャリアを積んで来た。離婚はいつでもできる」
「俺達はまだ離婚は…でも・・・遥は離婚したがっているけど」
「お前は子供が欲しいんだろ?
だから、彼女は自分と離婚して…誰かと一緒になって子を儲けた方が奏弥は幸せになれると思ってんだ。それは裏を返せば、お前のコトを凄く愛してる証だ…」