溺愛ウエディング~最後の夜に授かった赤ちゃんは社長の子、もう二度離さない~
「俺と七海は離れた方が幸せになれると思って別れた…でも、今は違う…二度と離さない…そう思ってる」

「…先輩は七海さんの手を離したら、ダメだよ」

「じゃお前も遥さんの手を離すな…奏弥」

「・・・ヤバい…PHSが鳴ってる…誰か又産気づいたのかな?」

奏弥さんは鳴り響くスマートフォンに手にした。

「じゃ俺は帰るよ…愚痴訊いてくれてありがとう…あ・・・ゲーム機の設置は先輩に任せました」

「ゲーム機??」


「これだよ。パパ」
と奏多がゲーム機の箱を持って来た。

「あ…分かった」


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