溺愛ウエディング~最後の夜に授かった赤ちゃんは社長の子、もう二度離さない~
彼と居る時が私の至福。
彼と過ごす時間が父との忌まわしい記憶や風俗嬢として見ず知らず男性に抱かれた事実の全てを上書きしてくれる。
忘れるコトが出来た。
「・・・一層…二人で駆け落ちしようか?」
「えっ?」
仕事熱心な彼が言う言葉ではない。
私は自分の耳を疑った。
「それは…ダメですよ…社長」
「七海は俺のコト…仕事人間だと思ってた?」
「はい…」
「…仕事もスキだけど…七海のコトだってスキだ。仕事を捨てて良いぐらい、俺は君に夢中なんだ…」
彼は完全に週末の恋人モードとなり、私の心に甘い響きを響かせた。
「社長、ちゃんと仕事しないと…」
「君は本当に真面目ちゃんだな…」
彼はクルリと私のカラダを反転させて自分に向けて、唇にそっとキスを落として来た。でも、その温もりを味わえないまま、すぐさま離れてしまった。
「何だよ!?その惜しそうな顔は…真面目に仕事をしろと言ったのは七海のクセに」
彼はクスクス笑い、デスクに戻った。
彼と過ごす時間が父との忌まわしい記憶や風俗嬢として見ず知らず男性に抱かれた事実の全てを上書きしてくれる。
忘れるコトが出来た。
「・・・一層…二人で駆け落ちしようか?」
「えっ?」
仕事熱心な彼が言う言葉ではない。
私は自分の耳を疑った。
「それは…ダメですよ…社長」
「七海は俺のコト…仕事人間だと思ってた?」
「はい…」
「…仕事もスキだけど…七海のコトだってスキだ。仕事を捨てて良いぐらい、俺は君に夢中なんだ…」
彼は完全に週末の恋人モードとなり、私の心に甘い響きを響かせた。
「社長、ちゃんと仕事しないと…」
「君は本当に真面目ちゃんだな…」
彼はクルリと私のカラダを反転させて自分に向けて、唇にそっとキスを落として来た。でも、その温もりを味わえないまま、すぐさま離れてしまった。
「何だよ!?その惜しそうな顔は…真面目に仕事をしろと言ったのは七海のクセに」
彼はクスクス笑い、デスクに戻った。