溺愛ウエディング～最後の夜に授かった赤ちゃんは社長の子、もう二度離さない～

「秘書にしては…加那斗とは親密な距離を作るのね…」

「えっ！？」

私達は声を主を見た。
煌びやかな青いワンショルダードレス姿の裕美さんが立っていた。
腰は縊れ、豊かな胸。
彼女は私よりも性的な魅力に溢れていた。

「裕美お前…いつの間に!?ノックはしたのか？」

加那斗さんは目を見開き、私から離れた。

「ノックはしたわよ…加那斗が気付かなかったんでしょ？」


裕美さんは平然とした顔で返して、私を押しのけて加那斗さんの元に歩み寄る。

「今日は『アクティビティコンサルティング』の創立記念パーティーでしょ？」

「そうだけど…俺はお前を呼んだ憶えはない…」

「私を呼んだのは会長よ…伊集院家の皆様方も大勢来られると訊きました。私は正式に貴方の妻になりますし‥顔を憶えて貰わないと」

「・・・この間も言っただろ！！俺はお前と結婚しないと」