溺愛ウエディング~最後の夜に授かった赤ちゃんは社長の子、もう二度離さない~
本格的にパーティーが始まり、壇上に伊集院敦司(イジュウインアツシ)前社長が立ち、挨拶をする。
伊集院前社長は総理大臣を務めあげた伊集院家でも一目置かれる存在。
私は皇さんと共にパーティーに来ている取引先の幹部達に挨拶をしていく。
加那斗さん達とは全くの別行動だった。
パーティーもたけなわとなった。
私が会場の端っこで、ビュッフェのローストビーフを食べていると加那斗さんが息を切らせ、手を掴んだ。
「加那斗さん??裕美さんは??」
「アイツから逃げて来た…帰るぞ…」
「でも・・・まだ・・・パーティーは終わってませんよ…」
「終わる前に出るっ!」
「いいんですか?」
「いいんだ…ほら、早く」
伊集院前社長は総理大臣を務めあげた伊集院家でも一目置かれる存在。
私は皇さんと共にパーティーに来ている取引先の幹部達に挨拶をしていく。
加那斗さん達とは全くの別行動だった。
パーティーもたけなわとなった。
私が会場の端っこで、ビュッフェのローストビーフを食べていると加那斗さんが息を切らせ、手を掴んだ。
「加那斗さん??裕美さんは??」
「アイツから逃げて来た…帰るぞ…」
「でも・・・まだ・・・パーティーは終わってませんよ…」
「終わる前に出るっ!」
「いいんですか?」
「いいんだ…ほら、早く」