溺愛ウエディング~最後の夜に授かった赤ちゃんは社長の子、もう二度離さない~
彼の上半身が射し込む朝の光に照らされ、妖艶に輝く。

「夜の続きだ…七海」

「でも・・・裕美さんに付き添わなくていいんですか?」

「…俺を元カレの子の父親にし立てようとしたしたんだぞ…」

彼はベルトのバックルを外しながら私のカラダを組み敷いて来た。

「俺が愛してるのは七海だけだ…」

切なさで溢れた彼の声。
薄っすらと彼の目に涙が浮かんでいる。

私も彼に感化され、瞼の奥が熱くなる。

楽園を追われたアダムとイブのように禁断の果実を貪り、肌を重ねた。

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