溺愛ウエディング~最後の夜に授かった赤ちゃんは社長の子、もう二度離さない~
「由夢さんも大変だね…」

「んっ?」
奏多は私の独り言に反応した。

「なんでもないわよ。奏多…ママの独り言よ…」


「楓ちゃんにはパパができたけど・・・僕にはパパできないの?」

「えっ?」

奏多の口からパパのコトが出たのは初めてで、私は戸惑い、返事に困った。

「あ・・・うん…奏多はパパ欲しいの?」

「・・・うん…いっしょに公園でサッカーしたい」

「サッカーか・・・」

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