溺愛ウエディング～最後の夜に授かった赤ちゃんは社長の子、もう二度離さない～

「ご飯粒が付いてるぞ…奏多君」

奏弥さんは奏多の口許に付いたご飯粒をとってくれた。

「ありがとう御座います…」

「でも、奏多君も楓ちゃんも大きくなったな…子供の成長ってマジで早い…つい半年前に産まれた小森さんの赤ちゃんの小枝ちゃんも産まれた時はこんなに小さかったのに…ほっぺも足もムチムチしちゃって・・・可愛くなっちゃって」

「奏弥さんって…子供スキですね…」

「まぁね…子供は大好きだよ…だから、産科医、続けられてるかな？もう一つ食べて良い？」

「どうぞ」

奏弥さんは二個目のおにぎりを食べ始める。