榊一族
それから完全に涙を袖で拭いた龍之介は立ち上がり、俺から手紙を受け取ると、財布の中に丁寧に入れた。

「大事なもんは全部この中に入れるんだ。この財布も彼女からもらったやつ。」

龍之介の持っている持ち物は全て新品のようだったが財布だけは輝きが違っていた。

「さてと、エコバッグにこれ全部入れるか。」

龍之介は財布からエコバッグを出して今の引き出しから手紙とファイルを入れた。
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