榊一族
一方、こちらは典型的な嫁と姑関係があった。

「えりさん、お茶碗が逆よ。まったく、何回言えばわかるのかしら?」
「ごめんなさい、お母さま。気をつけますわ。」
夫人はあきれていた。けどえりさんは気にしてないようだ。

「どうぞ。」
優樹奈さんが俺の前に料理を置いた。
「ありがとうございます。」

ん?なんか視線を感じる。

…気がつくと椿君が優樹奈さんを見ていた。
しかしじーっと見ていたが姉の蘭さんが椿君の前に料理を置いた。

「では、食べるとするか。」
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