榊一族
お守りってなんだろうか。
「その桜子さんが作ったお守りってどんなものなんですか?」
「わからないわ。私声だけしか聞いてなかったから。私も聞いたけどお兄様は美鈴さんに返したっていったから。」
「そうですか…それともう一つ気になるんですけど、龍之介さんはえりさんがお宝を狙っていることを知っていたのですか?」
「ええ、私が話したもの。そうしたら協力するんですって。横取りしないといいけど。」
えりさんはそう言うと引き出しをまた探し始めた。
俺は更に読み進めた。
9月1日
なぜ私は疑われるんだ?私は何もしていないのに…信じてくれ…自分でもなぜえりさんの部屋に居たのかわからないんだ…
「それは私の部屋が荒らされていた時のものだわ。」
えりさんが横から言った。
「昨日お話してくれたことですか?」
「そうなの。本当に腹が立ったわ。私のものが全てごちゃごちゃにされていたのよ。何も取られなかったけれど。片づけるのとても大変だったんだもの。お兄様の言うとおり彼は知っていたんだわ、私がお宝を狙っているのを。そして私が何か有力な情報を持っていないか調べていたのね。
それに彼はとっても変態だわ!」
えりさんはきっぱり言った。
「その桜子さんが作ったお守りってどんなものなんですか?」
「わからないわ。私声だけしか聞いてなかったから。私も聞いたけどお兄様は美鈴さんに返したっていったから。」
「そうですか…それともう一つ気になるんですけど、龍之介さんはえりさんがお宝を狙っていることを知っていたのですか?」
「ええ、私が話したもの。そうしたら協力するんですって。横取りしないといいけど。」
えりさんはそう言うと引き出しをまた探し始めた。
俺は更に読み進めた。
9月1日
なぜ私は疑われるんだ?私は何もしていないのに…信じてくれ…自分でもなぜえりさんの部屋に居たのかわからないんだ…
「それは私の部屋が荒らされていた時のものだわ。」
えりさんが横から言った。
「昨日お話してくれたことですか?」
「そうなの。本当に腹が立ったわ。私のものが全てごちゃごちゃにされていたのよ。何も取られなかったけれど。片づけるのとても大変だったんだもの。お兄様の言うとおり彼は知っていたんだわ、私がお宝を狙っているのを。そして私が何か有力な情報を持っていないか調べていたのね。
それに彼はとっても変態だわ!」
えりさんはきっぱり言った。