GET BACK TOGETHER
『それ、本当に俺の子?』
返された言葉に頭は一瞬真っ白になった。
本当に俺の子ってどういうこと?
光輝は私が他の男の人とも関係を持ってると思っているの……?
光輝は私がそういう女だと思って近付いたの……?
それとも光輝は彼女がいる自分と簡単に寝た女だからって、私が誰とでも寝る女だと思ってるの?
『どうせ嘘だろ』
え……
頭がついていけないのに、更に追い討ちを掛けられて視界が揺れる。
『俺が彼女を紹介したし、連絡しないから腹が立って嘘ついたんだろ。俺はもう相手しないって伝わらなかったわけ?』
私は心の何処かで期待していたのかもしれない。
「責任を取る」と言ってくれるのを。
こんな形でも、私を選んでくれることを。
光輝は今の彼女のことしか考えていない。
私の言葉を信じてもくれない。