GET BACK TOGETHER
そう言うと光輝は私の腰を掴んで思い切り突き上げた。

私は再び嬌声を上げる。


六年振りの二回目の光輝とのセックス。

今日も激しい。


昔の光輝のセックスは優しかった。

ベッドの上でこんな激しい光輝を見たことがないのは、もしかしたら本命にだけは優しいからなのかもしれない。


だって彼女じゃない私には、優しくする必要なんてないもんね。


でもね、光輝の二つの顔を私しか知らないと思うと、優越感を感じるの。


今は一番じゃなくても、私は貴方に抱かれて幸せ。


いつか光輝を取り戻してみせるから。


昔の私ならこんな最低なこと出来なかった。


自分に悪女の才能があるなんて知らなかった。


それならあの時も私は我慢すれば良かった。
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