闇夜ヨルの恐怖記録2
☆☆☆
一番前を行くのはチナのコマだった。
チナのコマはあと3マス前に進めばあたりに止まる。
「チナ、頑張って」
横からノリコが応援して、チナは大きく頷いた。
お願い3が出て!
願いを込めて振ったサイコロは机の上をコロコロと転がって、そして4の目を上にして止まった。
息を止めて見つめていた4人が一気に脱力してしまう。
「4か……」
チナは悔しそうに呟いてコマを進めた。
「次は俺の番だな」
マサシはそう言ってサイコロを手に持った。
5を出せばあたりに止まることができる。
「ちょっと待って」
今まさにサイコロをふろうとした瞬間に止めたのはヒデアキだった。
「なんだよ」
「もう1度サイコロを見せてくれ」
その言葉にチッと軽く舌打ちをした。
ヒデアキにわたす前に手早くネリケシを取り外し、そして投げて渡した。
「なにもないよな?」
「うん。大丈夫みたい」
4人は念入りにサイコロを確認している。
一番前を行くのはチナのコマだった。
チナのコマはあと3マス前に進めばあたりに止まる。
「チナ、頑張って」
横からノリコが応援して、チナは大きく頷いた。
お願い3が出て!
願いを込めて振ったサイコロは机の上をコロコロと転がって、そして4の目を上にして止まった。
息を止めて見つめていた4人が一気に脱力してしまう。
「4か……」
チナは悔しそうに呟いてコマを進めた。
「次は俺の番だな」
マサシはそう言ってサイコロを手に持った。
5を出せばあたりに止まることができる。
「ちょっと待って」
今まさにサイコロをふろうとした瞬間に止めたのはヒデアキだった。
「なんだよ」
「もう1度サイコロを見せてくれ」
その言葉にチッと軽く舌打ちをした。
ヒデアキにわたす前に手早くネリケシを取り外し、そして投げて渡した。
「なにもないよな?」
「うん。大丈夫みたい」
4人は念入りにサイコロを確認している。