闇夜ヨルの恐怖記録2
☆☆☆
翌日、目が覚めた時見知らぬ天井が見えてマサシは飛び起きた。
そして昨日の出来事を思い出してホッと胸をなでおろす。
自分は今マサシではなく、ヒデアキになっているんだ。
姿見の前に立ってみると整った顔の自分が移ってついニヤけてしまう。
Tシャツを脱いでその体をマジマジと観察してみると、ほどよく筋肉がついて無駄な脂肪は少しもついていないように見えた。
「すげーなー。どうやったらこんな体になるんだよ」
力こぶを作ってみたり、ポーズを決めて見たりしている間にあっという間に時間が経ち、部屋のドアがノックされた。
「ヒデアキ起きているの? 今日は仕事でしょう?」
母親の声に「あっ」と呟く。
そう言えばそんなことを言っていたような気がする。
でも自分はモデル経験もないのだから断らないとと思っていたが、ふと鏡の中の自
分と視線がぶつかった。
鏡の中の自分はヒデアキそのもので、文句のつけようがないくらいにカッコイイ。
その姿を見ていると仕事を断るのが惜しくなってきた。
「モデルの仕事か……」
1度くらい経験させてもらったっていいはずだ。
その次からはちゃんと断る。
そうしよう。
マサシはそう決めて、仕事へ向かうため着替えを始めたのだった。
翌日、目が覚めた時見知らぬ天井が見えてマサシは飛び起きた。
そして昨日の出来事を思い出してホッと胸をなでおろす。
自分は今マサシではなく、ヒデアキになっているんだ。
姿見の前に立ってみると整った顔の自分が移ってついニヤけてしまう。
Tシャツを脱いでその体をマジマジと観察してみると、ほどよく筋肉がついて無駄な脂肪は少しもついていないように見えた。
「すげーなー。どうやったらこんな体になるんだよ」
力こぶを作ってみたり、ポーズを決めて見たりしている間にあっという間に時間が経ち、部屋のドアがノックされた。
「ヒデアキ起きているの? 今日は仕事でしょう?」
母親の声に「あっ」と呟く。
そう言えばそんなことを言っていたような気がする。
でも自分はモデル経験もないのだから断らないとと思っていたが、ふと鏡の中の自
分と視線がぶつかった。
鏡の中の自分はヒデアキそのもので、文句のつけようがないくらいにカッコイイ。
その姿を見ていると仕事を断るのが惜しくなってきた。
「モデルの仕事か……」
1度くらい経験させてもらったっていいはずだ。
その次からはちゃんと断る。
そうしよう。
マサシはそう決めて、仕事へ向かうため着替えを始めたのだった。