闇夜ヨルの恐怖記録2
☆☆☆
みんな俺よりもバカばっかりだ。
スポーツだって俺より下手くそばっかり。
リーダーシップだってないし、見た目も悪い。
俺が誰よりも1番なんだ!
スマホのアラーム音が聞こえてきて、ベッドの上で目を覚ました。
大きく伸びをしてトイレに向かう。
面倒くさいけど今日も学校へ行かないといけない。
学校になんて行かなくても俺には沢山の才能があるっていうのに。
ぶつぶつと文句を言いながら階段を下りたところで、トイレから出てくる母親と視線がぶつかった。
「おはよう」
そう言った瞬間違和感があった。
見た目がヒデアキになったときから声もヒデアキになっていたはずなのに、今の声は随分と聞き馴染みのあるものだったきがする。
自分の喉に手を当てて首をひねったとき「あんた誰!?」と、ヒデアキの母親が悲鳴をあげたのだ。
ギョッとしている間に騒ぎを聞きつけた父親がやってきて、マサシの姿を見て目を見開いた。
「お前は誰だ、どうやって家に入ってきた!?」
「な、なに言ってんだよ、俺だよ。ヒデアキ……」
しかしその声はマサシのものに戻っているのだ。
まさか!
慌てて玄関に走りそこに設置されている鏡で自分の姿を確認する。
みんな俺よりもバカばっかりだ。
スポーツだって俺より下手くそばっかり。
リーダーシップだってないし、見た目も悪い。
俺が誰よりも1番なんだ!
スマホのアラーム音が聞こえてきて、ベッドの上で目を覚ました。
大きく伸びをしてトイレに向かう。
面倒くさいけど今日も学校へ行かないといけない。
学校になんて行かなくても俺には沢山の才能があるっていうのに。
ぶつぶつと文句を言いながら階段を下りたところで、トイレから出てくる母親と視線がぶつかった。
「おはよう」
そう言った瞬間違和感があった。
見た目がヒデアキになったときから声もヒデアキになっていたはずなのに、今の声は随分と聞き馴染みのあるものだったきがする。
自分の喉に手を当てて首をひねったとき「あんた誰!?」と、ヒデアキの母親が悲鳴をあげたのだ。
ギョッとしている間に騒ぎを聞きつけた父親がやってきて、マサシの姿を見て目を見開いた。
「お前は誰だ、どうやって家に入ってきた!?」
「な、なに言ってんだよ、俺だよ。ヒデアキ……」
しかしその声はマサシのものに戻っているのだ。
まさか!
慌てて玄関に走りそこに設置されている鏡で自分の姿を確認する。