闇夜ヨルの恐怖記録2
☆☆☆
「ゲームを始める前に説明を読ませてくれよ」
一番背の高い野瀬という男子生徒が説明書を取り上げて読み上げはじめた。
「あたりのマスに止まったら、プレイヤーの才能を奪い取ることができます」
「なんだそれ?」
「そう書いてあるんだよ」
3人は顔を寄せ合って説明書に見入っている。
「なぁもういいだろ。早く始めよう」
マサシは3人から説明書を奪い取ってサイコロを握りしめた。
「おい、順番はジャンケンで決めるんだろ?」
「時間が掛かり過ぎなんだ。俺が最初にやる」
どうせ最初の方はあたりのマスまでが遠い。
誰がどの順番でサイコロを振っても関係ないのだ。
とにかく早くゲームを進めたいマサシは誰の言葉も聞かずにサイコロを振ってしまった。
チッ。
出た目は1だ。
これじゃ全然進まない。
「これってさ、本当に相手の才能を奪うことができるのか?」
プレイしながらそう質問されたのでマサシは曖昧に誤魔化した。
「そう言えばタカヒロが突然サッカーが下手になったよな。それで、こいつがうまくなったんだ」
「ゲームを始める前に説明を読ませてくれよ」
一番背の高い野瀬という男子生徒が説明書を取り上げて読み上げはじめた。
「あたりのマスに止まったら、プレイヤーの才能を奪い取ることができます」
「なんだそれ?」
「そう書いてあるんだよ」
3人は顔を寄せ合って説明書に見入っている。
「なぁもういいだろ。早く始めよう」
マサシは3人から説明書を奪い取ってサイコロを握りしめた。
「おい、順番はジャンケンで決めるんだろ?」
「時間が掛かり過ぎなんだ。俺が最初にやる」
どうせ最初の方はあたりのマスまでが遠い。
誰がどの順番でサイコロを振っても関係ないのだ。
とにかく早くゲームを進めたいマサシは誰の言葉も聞かずにサイコロを振ってしまった。
チッ。
出た目は1だ。
これじゃ全然進まない。
「これってさ、本当に相手の才能を奪うことができるのか?」
プレイしながらそう質問されたのでマサシは曖昧に誤魔化した。
「そう言えばタカヒロが突然サッカーが下手になったよな。それで、こいつがうまくなったんだ」