闇夜ヨルの恐怖記録2
☆☆☆
歴史の勉強と現代社会の勉強は随分違うものだった。
意味のわからない言葉も沢山出てきたけれど、そのたびに辞書で引いて勉強をした。
気がつくと昼休憩時間になっていて、クニヒコはようやく本から顔をあげた。
図書室の先生に何度も教室へ戻りなさいと言われた気がするけれど、集中して読んでいたので記憶はあやふやだった。
「授業にはちゃんと出なさい!」
図書室を出る時に先生からそう叱られたので、よほど注意を受けたに違いなかった。
けれどクニヒコにはそんなことどうでもよかった。
今勉強してきた知識を少しでも早くみんなに披露したい。
その思いで早足でC組まで戻ると、すでにみんな給食の準備を終えていた。
「クヒニコ君どこにいたの?」
ハルカに言われて「勉強をしてたんだ。今度は現代日本の勉強だ」とみんなに聞こえるように言った。
「俺は歴史が好きで過去のことばかり勉強していたけれど、現代の日本や世界で起こっていることも大切だよな」
歴史の勉強と現代社会の勉強は随分違うものだった。
意味のわからない言葉も沢山出てきたけれど、そのたびに辞書で引いて勉強をした。
気がつくと昼休憩時間になっていて、クニヒコはようやく本から顔をあげた。
図書室の先生に何度も教室へ戻りなさいと言われた気がするけれど、集中して読んでいたので記憶はあやふやだった。
「授業にはちゃんと出なさい!」
図書室を出る時に先生からそう叱られたので、よほど注意を受けたに違いなかった。
けれどクニヒコにはそんなことどうでもよかった。
今勉強してきた知識を少しでも早くみんなに披露したい。
その思いで早足でC組まで戻ると、すでにみんな給食の準備を終えていた。
「クヒニコ君どこにいたの?」
ハルカに言われて「勉強をしてたんだ。今度は現代日本の勉強だ」とみんなに聞こえるように言った。
「俺は歴史が好きで過去のことばかり勉強していたけれど、現代の日本や世界で起こっていることも大切だよな」