闇夜ヨルの恐怖記録2
続くチナもあたりに止まることなく、終わりあっという間に一周してきた。
よし、次だ!
マサシはサイコロを握りしめてそっとネリケシをひっつけた。
出したい目は6。
だから裏側の2にくっつけるのだ。
昔マジックをやっていたマサシの手際はよく、誰にも怪しまれることもなかった。
少し強めにサイコロを振ってわざと自分の足元に転がした。
みんなが床に転がるサイコロを見つめる。
「よし、6だ!」
6で止まったのを確認してもらってから手早く回収し、ネリケシを外した。
サイコロの2の面が少し粘つくけれど、このくらいなら気が付かれないはずだ。
「嘘でしょ。またあたりに止まるの!?」
ノリコが驚愕の声を上げる。
マサシはその声を歓声のように聞きながら、コマを動かした。
「仕方ないよ。運は俺に味方をしたんだ」
マサシはあたりの上でコマを止めた。
みんなの視線がマサシに集まる。
まだ才能を奪われていない3人はひどく怯えた表情を浮かべた。
よし、次だ!
マサシはサイコロを握りしめてそっとネリケシをひっつけた。
出したい目は6。
だから裏側の2にくっつけるのだ。
昔マジックをやっていたマサシの手際はよく、誰にも怪しまれることもなかった。
少し強めにサイコロを振ってわざと自分の足元に転がした。
みんなが床に転がるサイコロを見つめる。
「よし、6だ!」
6で止まったのを確認してもらってから手早く回収し、ネリケシを外した。
サイコロの2の面が少し粘つくけれど、このくらいなら気が付かれないはずだ。
「嘘でしょ。またあたりに止まるの!?」
ノリコが驚愕の声を上げる。
マサシはその声を歓声のように聞きながら、コマを動かした。
「仕方ないよ。運は俺に味方をしたんだ」
マサシはあたりの上でコマを止めた。
みんなの視線がマサシに集まる。
まだ才能を奪われていない3人はひどく怯えた表情を浮かべた。