イケメン総長様から独占されてます ~独占欲強めな総長様の一途な想い~
でも、やっぱり怖いから……そう簡単には信用しきれない。
一旦考えるのをやめて、ご飯に集中することにした。
とても美味しい。
さっきのシェフの人、料理がすごく上手なんだなぁ……
どれも美味しすぎて、私にしては結構早く食べることができた。
皿を片付けるために立ち上がると、手を止められた。
「片付けなんかいいから。それよりも、俺の部屋に来て」
「えっ、あ、はい」
いいのかなとは思ったけど、居候させてもらう立場で言うこともできず、総長さんについていった。
どうやら総長さんの部屋は3階にあるみたいで、もう1段上がった。
部屋は5個に分かれている。
その真ん中の部屋に入った。
ここが総長さんの部屋……
まるでホテルみたいに豪華。
それに、とても整理されていて綺麗。
綺麗好きなのかな……
「ここが俺の部屋」
「あ、はい。広いですね。それに、綺麗です」
「そう言ってもらえてよかった」
本当に部屋なのかと思ってしまうくらい。
ここを総長さんと使うんだ……
「あの、ここを総長さんと2人で使うんですか?」
「あぁ。それより、総長さんって呼ぶのはやめてほしい」
「えっ……」
「流羽って呼んで」
た、確かにそう呼んだ方がいいよね。
名前教えてもらったのに、呼ばないなんて失礼だし。
よーし……
「る、流羽さん」
「ん。よくできました」