イケメン総長様から独占されてます ~独占欲強めな総長様の一途な想い~
優しく笑ってくれた。
その時の綺麗な笑顔に思わずドキッとしてしまう。
こんな綺麗な顔で笑いかけられたら……きっと、皆私みたいにドキドキしてしまうよね。
「あ、あの、これからどうすればいいと思いますか?」
「あぁ。とりあえず、学校に行こうか。君、高校生だよな?」
「あ、はい」
「だったら、俺と一緒の学校にしよう」
俺と一緒……?
えっ、ていうことは流羽さんって高校生……?
全然見えない……
「流羽さんって高校生なんですか?」
「あぁ、俺は高3」
どっちにしろ、年上だけど……
「もっと上かと思ってました」
「ははっ。それって、老けてるように見えるってこと?」
「っいえ!そういう意味ではなくて!大人っぽいなって。20歳くらいに見えました」
「それ、どっちにしろ老けてるって言ってるようなものだと思うんだけど」
少しの笑み。
それにも、私は見惚れてしまった。
流羽さんの笑顔って本当に綺麗だから。
何度見ても、きっと見惚れてしまう。
何回でも見たいって思ってしまうくらい綺麗な笑顔なんだ。