イケメン総長様から独占されてます ~独占欲強めな総長様の一途な想い~
温かい人達
いつもの私の居場所……
呆れたような、それでいて優しい笑顔で私を見つめてくれていて。
わいわい賑やか。
……それが急に変わった。
急に真っ暗になって、元仲間が私に言い放つ。
「お前なんかもういらねぇよ」
「さっさと出ていけよ!」
そんな……
どうして……
私の大好きな人を見る。
そんなこと言わないよね……?
でも、予想は違って……
「はぁ。お前なんかもう飽きたし、さっさとどっか行けよ。お前の代わりなんかいくらでもいる。俺達の前から消えろ」
そう言って背中を向けて去っていく。
待って……!
置いていかないで……!
暗闇の中、私は必死に走った。
皆に手を伸ばしたけど……届かなくて。
何で……?
どうして、私は裏切られなきゃいけなかったの……?
「……優」
これは夢……?
悪夢が私を襲ってるの……?
だったら、早く覚めて……
「……優……心優、心優」
誰かが私を呼んでいて、それに引き寄せられるような目を開けた。
「あぁ、起きた。おはよう。うなされてたみたいだけど、大丈夫?」
目に映ったのは心配そうな流羽さんの顔。