イケメン総長様から独占されてます ~独占欲強めな総長様の一途な想い~


申し訳なさそうに言われて、頷いた。


「分かりました」


私は食べるのがすごく遅いわけでもなければ、速いわけでもない。


でも、集中して食べれば少し速いのかもしれない。


さっさと食べて、食器を持っていった。


「美味しかったです。お皿、置いておきますね」


「もったいなきお言葉です。ありがとうございます」


シェフの人は丁寧な口調で言ってるけど、私みたいなのにそんな口調使わなくてもいいのにって思ってしまった。


とりあえず、もう行かなきゃいけないみたいだから行くけど……


「よし、行こっか!」


「はい」


建物から出ると、そこには車が待機していた。


「車で行くんですか?」


「うん、そうだよ!さすがにここから歩くと、遠いからね」
 

確かに凰峯学校はここからだと少し遠い。


でも、車で行ったら目立ったりしないのかな……?


「女の子はだいたい皆車で行くよ!それ以外の男はバイクで!まぁ、姫はだいたい総長のバイクに乗ったりするんだけど。とにかく、目立つことはそんなにないと思うから大丈夫だよ!」


「そう、ですか。なら、よかったです」


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