相思相愛マリアージュ(前)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
「お疲れ様…」
隣の二診の診察室で診察をしていた高坂院長が一診の診察室に入って来た。
「いえ・・・」
「お昼どう?遥先生」
「え、あ・・・」
突然のお誘いだったけど、断るも理由もなく、二人で近くの『ヘブンスホテル・汐留ベイサイド』に入った。
高坂院長は選んだ店は老舗料亭『吉兆庵』
落ち着いた奥の座敷でゆったりと寛ぎながら、ランチの懐石コースを頂く。
「父親の仕事の転勤で東京に来た俺の担当患者が居るんだ…」
「あ、はい・・・」
「その子も君と同じ十七歳の女の子で白血病患者だった。今は寛解して、新しい学校に編入して、将来看護師になる為に大学を探している…先日、俺を訊ねて分室に来たんだ。遥先生の話をしたら、ぜひ会ってみたいと言っていた…一度、その子に会ってくれないか?」
隣の二診の診察室で診察をしていた高坂院長が一診の診察室に入って来た。
「いえ・・・」
「お昼どう?遥先生」
「え、あ・・・」
突然のお誘いだったけど、断るも理由もなく、二人で近くの『ヘブンスホテル・汐留ベイサイド』に入った。
高坂院長は選んだ店は老舗料亭『吉兆庵』
落ち着いた奥の座敷でゆったりと寛ぎながら、ランチの懐石コースを頂く。
「父親の仕事の転勤で東京に来た俺の担当患者が居るんだ…」
「あ、はい・・・」
「その子も君と同じ十七歳の女の子で白血病患者だった。今は寛解して、新しい学校に編入して、将来看護師になる為に大学を探している…先日、俺を訊ねて分室に来たんだ。遥先生の話をしたら、ぜひ会ってみたいと言っていた…一度、その子に会ってくれないか?」