相思相愛マリアージュ(前)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
「あの老舗百貨店『高屋』の…イケメン副社長の奥さんですか…」

「何?遥も高屋副社長のコト、イケメンだと思ってる?」


「あ、まぁ」

「・・・高屋副社長よりももっとイケメンが居るぞ」
「何処に?」

遥は考え込む。
「おいおい・・・俺だよ俺…」

俺は遥に訴える。

「分かってますよ…奏弥さん」

「分かってるんなら、いいよ…遥」

俺はボールを絨毯に置いて、遥に手を伸ばす。

「・・・遥…」

俺はそのまま彼女を抱き締めて、そのまま押し倒そうとすると遥が慌てて胸板を押した。
「眠いでしょ?先に寝たら?」

「いや…遥を抱きたい」



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