相思相愛マリアージュ(前)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
お産は待ってくれない。
それが産科医のブラックな部分。
訴訟リスクも他の科に比べ、非常に高い。

奏弥さんはそのリスクを下げる為に、自身の技量の向上に務めていた。

京弥さん曰く、「奏弥には不可能を可能にする特別な力がある」と言っていた。
確かに彼の扱うお産はどれもハイリスクで非常に難産が多い。でも、彼の腕に掛かれば、助からない命も助かる。
奇跡を起こしてまう。

東亜の産科は彼の力で評判を呼び、全国的にも有名になってしまった。





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