相思相愛マリアージュ(前)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
私は渋い顔の奏弥さんを連れて、二階のジュエリーショップに入り、ダイヤのネックレス、ブラックパールのネックレスとイヤリングセット、エメラルドのリングを強請った。

「・・・何か‥ここぞとばかりに…爆買いしてない??遥」

「してるけど…ダメ?」

「ダメとは言わないけど…」

「じゃ買って…奏弥さん」
と私は甘えた声で彼の耳許で囁いた。


「分かりました…買います…」

「ありがとう…」

「いつの間にそんな甘え方。身に付けたの?遥」
「さぁね」

「まぁ、可愛いからいいけど…俺以外のオトコには見せないでね」

「はいはい」

彼は店員さんに私の選んだジュエリーの会計を頼む。

彼には以前から欲しがっていたゲーム機とゲームソフトを私がプレゼントした。

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