相思相愛マリアージュ(前)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
高屋夫人も危険な状態を脱して、意識が安定した頃。
カラダも起こせるようになり、私と奏弥さんが赤ちゃんの話をした。
「君が搬送され、俺が直ぐに帝王切開で赤ちゃんを取り出しました。性別は男の子。名前は雅君。高屋社長がそう名付けました。今、雅君はNICUの保育器の中に居ます」
「私は雅君の担当医師の新生児科医の槇村遥です」
「貴方が槇村先生の奥さん…」
「はい…この子が雅君です」
と私は自身のスマートフォンで撮影した雅君の姿を見せた。
高屋夫人は雅君の姿を見て、泣いてしまった。
「高屋夫人…」
そして、次に彼女が口にしたのは夫の高屋副社長の容体だった。
カラダも起こせるようになり、私と奏弥さんが赤ちゃんの話をした。
「君が搬送され、俺が直ぐに帝王切開で赤ちゃんを取り出しました。性別は男の子。名前は雅君。高屋社長がそう名付けました。今、雅君はNICUの保育器の中に居ます」
「私は雅君の担当医師の新生児科医の槇村遥です」
「貴方が槇村先生の奥さん…」
「はい…この子が雅君です」
と私は自身のスマートフォンで撮影した雅君の姿を見せた。
高屋夫人は雅君の姿を見て、泣いてしまった。
「高屋夫人…」
そして、次に彼女が口にしたのは夫の高屋副社長の容体だった。