相思相愛マリアージュ(前)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
「高屋副社長は植物状態。入院費用と言った金銭的な問題も絡む」

俺も考え込んでしまった。
「まぁ―・・・母と子が離れ離れになるのは俺も心苦しいとは思っていたけど…君の命を懸けて産んだ子供だ。俺も協力するよ…」

「ありがとう御座います!!」

「・・・君は死線を超えて生きている・・・君の生命力には医者として驚かされるよ…高屋夫人」


「槇村先生…」

「診察はこれでお終いだ・・・」


「はい…本当にありがとう御座いました」

俺は梓さんに協力して、高屋社長夫妻を説得。梓さんと雅君は共に暮らして、新しいスタートを切った。



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