相思相愛マリアージュ（前）～君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です～

招待状

奏弥side~

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俺と遥が結婚して、気が付いたら三年の年月が流れていた。

「『銀河戦隊ファイブレンジャーちゃんと録れてるな…」

俺は忙しい合間を縫い、部屋に帰宅。
ソファに腰を下ろし、病院近くのスーパーで買ったのり弁当食べながら、遥に頼んでいた特撮番組の録画を観た。

「只今」

「あ…遥・・・」
久しぶりに二人揃っての夜。


「奏弥さん…クツちゃんと揃えて下さいよ…」

「悪い悪い…あ…遥のお弁当も買っておいたから…」

「ありがとう…でも・・・私も買って来たんだけど…」

「じゃ遥の弁当は冷凍すればいい…」

「冷凍って言われても…それよりも・・・これ」

「んっ？」

遥が俺に結婚式の招待状を渡して来た。

「誰の結婚式だ？？」

名前を見ると沢井将司(ｻﾜｲﾏｻｼ）
高校の同級生で、同じサッカー部で汗を流したチームメイト。

「そっか…沢井のヤツ…結婚するのか…」